クラシックピアノといえば!永遠の憧れ名曲をダース厳選

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あの曲だけでいいから弾けるようになりたい!

クラシックピアノへの憧れがある人は多いのではないでしょうか。

とはいえ、黒鍵と白鍵、楽譜の読み方、指使い、、、、不安なことばかりかもしれません。

また、聴くことと弾くことには大きな違いがあるようも感じられるでしょう。

しかし、完成イメージを強くする、それが弾くモチベーションへの第一歩です。

この記事では、まずクラシックピアノの憧れの名曲とその作家をズラッとご紹介します!

トロイメライ(シューマン):小曲集「子供の情景」の1曲

愛らしい「夢」と言うタイトルがぴったりの曲です。

楽譜にするとたった1ページながら、繰り返しがあることで、同じ箇所が全く違う音色になる趣ある曲でもあります。

※source:https://www.free-scores.com/

情緒豊かで穏やか、時には眠りの中のようにゆったりとした美しい曲です。

愛らしい中にも嬉々として凛と立つ子供の姿、そんな自信も見え隠れしているようにも感じます。

小曲集の1頁、ゆったりとリアルに夢見心地なひと時を過ごすことができます。

ノクターン作品90−2(ショパン):夜想曲集の1曲

「ピアノの詩人」と呼ばれたショパン曲の色っぽさ、憧れますよね

中でも「夜想曲」と日本語に訳される「Nocturne(ノクターン)」の第2曲目は、ショパンを代表する美しい曲でもあります。

気分が落ち着く安定的な3拍子、クリアで穏やかな右手の主旋律、そして美しく上げするアルペジオの響き。

夢見心地で心穏やかに瞑想に浸ることができるのではないでしょうか。

静かな夜、目を閉じて清い音色に耳を傾ける、そんな美しい一時を過ごすことができます。

主よ、人の望みの喜びよ(バッハ):教会カンタータの1曲

音楽の父と呼ばれるバッハの代表作の1つです。

バッハといえば、規則正しい安定感、加えて美しく波を描くような旋律の推移が印象的な曲です。

※source: https://imslp.org

同じ旋律をベースに音の高さや和音の響きを変えて繰り返したアレンジが特徴的です。

後半になるにつれて音に重厚感が増し、教会のパイプオルガンの音色が容易に連想できるのではないでしょうか。

天井の高い教会ならではの音の高揚感や反響、美しくキラキラと踊る高音。

そして、高音からなだらかに遷移し中心の音で着地する安定感。

まさに安心感に満ちたひとときを実感できます。

月光(ベートーベン):ピアノソナタ14番第1楽章

重厚感ある音といえばベートーベン。

中でもピアノソナタは、悲愴やテンペストなど他にも有名な曲の宝庫です

さらに、どれも第一楽章のみならず第二・第三楽章含め複数が有名なソナタ曲が多いです。

月光においては、さざ波に煌々と光る月光を連想させる第一楽章、その重々しさは言うまでもなく印象的です。

さらに、穏やかで短い第二楽章を経て、鋭い閃光のように対極的な第三楽章。

その抑揚や感情の動きは、月の神秘と夜の闇を圧巻するような精巧感すらあります。

ゆったりとじんわりと行き来する低音と高音の清いアルペジオの連続。

まるで月の満ち欠けのようにも思えるほど心地よく鳴り響くのではないでしょうか。

1音1音規則正しく連呼する安定的アルペジオ、演奏の際には、踏みしめながら1歩1歩足を進める感覚を体感できます。

月の光(ドビュッシー):ベルガマスク組曲の1曲

透き通った音色が印象的なドビュッシーの曲

中でも月の光は、穏やかな音の流れとゆったりした夢見心地が印象的です。

同じ月に因んだ曲でも、ベートーベンの重厚感とは異なり、穏やかで明るい月夜が連想されるのではないでしょうか。

月の絵柄は「うさぎが住んでいる」ように見えると言います。

もしかすると月のうさぎが話したり、動いたりさえしても趣を感じるかもしれませんね。

おとぎ話の中に溶け込むようなイメージで、フワフワ優しい気分で弾くことができます。

トルコ行進曲(モーツアルト):ピアノソナタ11番第3楽章

音楽の「神童」と呼ばれたモーツアルト、どこまでも純粋な音が並びます。

皇帝音楽家として、多くの交響曲や室内楽、オペラ曲を残したモーツアルト。

初めての作品が7歳と驚愕の年齢で作曲を始めたモーツアルトの曲には、子供の小さな手で弾くことができる曲も多いです。

中でもトルコ行進曲は「ダバダバダンッ」っと口ずさんだことがある方も多いのではないでしょうか。

軽快な太鼓を連想できる左手の規則正しいリズム、パレードの華やかさと力強さをイメージさせる右手の繊細な音の遷移と強弱。

曲としては3頁程であるものの、細かく繰り返しが盛り込まれており、盛大なフィナーレを一層華やかにしています。

繊細さと逞しさの表現を意識し、エネルギーの集中を実感しながら弾くことができます。

ラ・カンパネラ(リスト):ヴァイオリン協奏曲の1曲を編曲

リストの曲なんて弾けるかなぁ。。。そう思う方も多いかもしれません。

「ピアノの魔術師」と呼ばれるリスト。

体格も手も大きく、曲においても複雑な音並びや音の飛躍がふんだんに盛り込まれ「超絶技巧」とも言われています。

とはいえ「カンパネラ(鐘)」と言うタイトルのこの曲、あまりにも煌びやかで憧れずにはいられないのではないでしょうか。

半音の差し迫るような音階の連呼、オクターブ(同じ音で高さが違う音間の移動)の繰り返しが際立たせる透明感。

規則正しいリズムで連呼する鐘の音は、同じ時間に街中の教会の鐘の音が互いにこだましているようにも聞こえます。

難易度の高い曲ではありながら、その透明感に陶酔するように弾いてみることは、煌びやかな音へのチャレンジです。

アンプロンプチュ2番(シューベルト):即興曲の1曲

モーツアルトとならんでオーストリアの代表的作曲家、シューベルト。

その曲調やパラパラした音の並びには共通する音楽性を感じることも多いのではないでしょうか。

歌曲や交響曲のイメージが強いシューベルト、ピアノ曲においても長めで壮大な曲調が特徴的です。

中でも4つの即興曲の2番目にあたるこの曲は、清い水の流れのような音階の上下とリズミカルで逞しい和音が繰り替えされています。

オーケストラや重奏曲に通ずる深みを感じる方も多いのではないでしょうか。

右手の旋律と、静かに宥めるような左の伴奏のバランスが、今思いついたかのようなアンプロンプチュ(即興曲)性を高めています。

この、繊細で細やかな音の特徴は、シューベルトやモーツアルトが生まれた1790年代のピアノ特性に依存する影響も多いです。

1800年前後のピアノは現代のピアノとは異なり、音域は狭く、音を伸ばすペダルの機能はほぼありませんでした。

代わりに、細かい音をパラパラ繋げてペダルで音が伸びているような余韻を印象付ける曲風が色濃く表れているような印象を受けます。

繊細で煌びやかで美しい旋律、音の遷移を遊ぶように気持ちよくを奏でることができます。

亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル):宮廷の踊り

高音や美しすぎる絶妙な和音、そして絶妙な音の推移が印象的なラヴェルのピアノ曲。

管弦楽曲のイメージが強いラヴェル、ピアノにおいても管弦楽を連想させる高音や絶妙な音の推移が印象的です。

ラヴェルが生きた1900年前後になると、ピアノの響きも現代のものとほぼ相違なく、ペダル技巧もふんだんに取り込まれています。

精巧な音響に加え、宮廷で普及した踊り「パファーヌ」をテーマとしています。

ゆったりとした穏やかさと妖艶さが感じられ、思わず目をつぶって瞑想に浸りたくなってしまう美しい1曲でもあります。

後半になるにつれて音に厚みが増し、丸みの中にも重厚感がなんともいえない煌びやかさを華やかにしています。

ふわふわと宙を舞うように、美しい王女が優雅に踊っている姿を思い浮かべながら弾くことで、気持ち穏やかに堪能することができます。

ジムノペディ(サティ):神々を称える儀式の独創感漂う1曲

3拍子のリズムがひたすら心地よく続くジムノペディ、うっとりしますよね。

このジムノペディ、神々を称える儀式に由来する曲で、実は3曲から成るピアノ独奏曲です。

それぞれ楽譜にすると2ページほどと短いながら、ひたすらゆったりと同じリズムで、徐々に音色が変化します。

3曲を続けて演奏しても、音調が変わる1曲として全く違和感は感じられないほどでもあります。

神秘的でありながら厳かであり穏やか。なんともアンニュイな哀愁に漂っています。

中でも有名な第1番は、なんと「ゆっくりと苦しみを込めて」というテーマがあり、その物悲しさへの憂いがジワジワ沁みてきます。

何度も同じリズムで繰り返される旋律が、儀式感を際立たせ、絶対的な神々しさを際立たせています。

音自体はシンプルな構成であり、古代ギリシャの採点に思いを馳せながらしっとり弾くことができます。

舟歌(チャイコフスキー):ピアノ曲集「四季」の1曲

チャイコフスキーといえば、白鳥の湖やくるみ割り人形など、オーケストラの印象が強いですよね。

とはいえ、堂々のピアノ曲集として作曲された「四季」。

「舟歌」は、6月の風物詩として位置付けられています。

バレー音楽や交響曲など、壮大なイメージが強いチャイコフスキーですが、舟歌の前半は最大限に音を削いで印象深い旋律が際立っています。

主旋律が主導となるベースのに中間で管弦楽の荘厳さを加え、後半では低音に重奏感を加えて哀愁感を強調しています。

その曲想の変化は、船を漕いでいる間に変わりゆく街並みや、日差しの変化を美しすぎる描写で表現しているように感じられます。

洗練され限りなく削がれた旋律部とふんだんに装飾された華やかな箇所が共存する1曲です。

演奏の難易度はその箇所により極端に変化するように思われますが、部分練習により全体感を堪能できる曲でもあります。

乙女の祈り(バダジェフスカ):ポーランド出身女性の名曲

1800年代半ば、ショパンと同じポーランドに生まれ、ほぼ同世代に生きた女性作家の名曲です。

バダジェフスカという作曲家、耳馴染みはない方が多いでしょう。

私もそうでした。曲は愛好するほどに親しんでいるにもかかわらず、です。

逞しい嬉々とした冒頭、そして聡明で嬉々とした煌びやかな右手の高音。

演奏を聴いて「知ってる!」そう思う方は多いと思います。

これは、歴史的・社会的背景によるところが大きいです。

例えば、1800年前半を生きたモーツアルトには、音楽の才能に秀でたナンネルという姉がいましたが、女性作曲家としては世界がついて来ず、伴奏や連弾奏者としての活躍に収まっていたそうです。

バダジェフスカは半世紀遅いとはいえ、女性の地位としてはまだまだ陽の当たらない時代であったとの推測は容易です。

女性作曲家が世界に名を残し轟かせるには苦しい状況であったのでしょう。

そんな苦しい環境下でありながら、穏やかさと寛大さを併せ持つ曲想は非常に心地よく、いつまでも聴いていたい衝動に駆られます。

同じ旋律が形を変えて高音・低音・オクターブと繰り返される安定感は、演奏における安心感を誘います。

そして後半部のクライマックス、心に秘めた情熱を吐き出すような熱い心持ちで弾き抜けることができます。

まとめ:クラシックの名曲はどこまでも優雅で幻想的

これまで、不動のクラシックピアノ曲をたっぷり1ダース、全て異なる作曲者から厳選の名曲を紹介してきました。

トロイメライ(シューマン):愛らしい「夢」と言うタイトルがぴったりの名曲

ノクターン作品90−2(ショパン):「ピアノの詩人」と呼ばれたショパン曲の色っぽさ際立つ代表作

・主よ、人の望みの喜びよ(バッハ):音楽の父と呼ばれるバッハの教会カンタータの代表作

・月光、第1楽章(ベートーベン):重厚感際立つベートーベンのうっとりする一曲

・月の光(ドビュッシー):透明感際立つベルガマスク組曲の1曲

トルコ行進曲(モーツアルト):音楽の「神童」と呼ばれたモーツアルトの聡明さ際立つ名曲

ラ・カンパネラ(リスト):超絶技巧際立つ煌びやかで憧れずにはいられない名曲

アンプロンプチュ2番(シューベルト):透明感漂う音階の上下とリズミカルな和音の調和が際立つ名曲

亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル):高音や美しすぎる絶妙な和音が印象的な宮廷の踊りに因む名曲

・ジムノペディ(サティ):独創感漂う神々を称える儀式を3拍子のリズムがひたすら心地よく共鳴する名曲

舟歌(チャイコフスキー):最大限に音を削ぐことで旋律を最大限に際立たせた、印象深く哀愁漂う名曲

乙女の祈り(バダジェフスカ):穏やかさと寛大さを併せ持つ曲想は非常に心地よく染み渡る名曲

クラシック名曲とは、どこまでも優雅で夢見心地。ゆったりと美しいひと時を創り出してくれます。

あなた自身が奏でる音色で、気分を味わいながら時を感じる瞬間は一際です。

あなたの目標とする、演奏したい1曲は見つかりましたか?

あなたが堪能し没頭するクラシックの入り口になれば非常に嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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