アンサンブルって何!?初心者もおすすめ魅力と選曲7ルール

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誰かと一緒に演奏する。楽しそうでもあり、不安でもありますよね。

アンサンブルとは、2人以上で演奏すること。中でも、デュオであれば2名、トリオであれば3名で演奏することを指します。

1人ではなかなか弾きこなせないけれど、合わせるならできそうな気がする!!

と思う一方、合わせることで相手への負担を増やしてしまうのでは。。。??という不安も伴います。

その不安は、もしかすると、初心者であればなおさら強く懸念してしまうかもしれません。

とはいえ、結局のところ、演奏している人たちが楽しそう、その演奏が、レベルに関わらず良い演奏。私はそう思います。

加えて、その選曲、アンサンブル楽器との相性や雰囲気マッチング、それが、演奏への相乗効果を誘います。

この記事では、ピアノとの相性や合わせやすさ、その曲風やムード構築にためになるプチポイントを紹介します。

アンサンブル楽器の選び方!相性や合わせやすさのポイントとは

アンサンブルっていっても、、、、誰と何を合わせるのがいいの!?戸惑いますよね。

当然ですが、アンサンブルは1人ではできません。

つまり、聴者を惹き込む演奏には、共演者が何の楽器を演奏するか、そして、共演者もあなたも楽しく取り組める曲が何か

最小化して、2つのハードルを越える必要があります。

ピアノと相性の良い楽器としては、わかりやすさの意味で「同じ調で読める楽器」を推奨します。

ピアノアンサンブルに挑戦するなら:

・フルート:木管楽器的なおおらかで柔らかな音色との相性は抜群!

・ヴァイオリン:いわずと知れた優雅で高貴感の象徴、弦楽器響音の実感度は一際!

・オカリナ:フルート的おおらかさに加え、幻想感を増強!その相性のほど、お試しあれ♪

・チェロ:中低音の振動響音感がたまらない、重厚感のアンサンブル。大曲になるにつれてオススメ度高騰!

・声楽:レベルに関わらず楽しみ方を見つけられる不動のアンサンブル。合唱からオペラまで、堪能あれ♪

・連弾または2台のピアノ:音質の繊細さが左右する、同じ楽器ならではの息合わせが肝の技術アンサンブル

楽器によって調が変わる感覚、私にはわからないところも多々あるのですが、クラリネットやトランペット、サックスなどにおいては、アンサンブル譜のピアノ譜と、アンサンブル楽器の調が異なります。

※source: https://www.free-scores.com/

例えば、かの有名なアメージンググレイス。

いわずもがなの主旋律、どの楽器でも音は一緒ですが、如何せん、楽器によって調号が。。。(汗;

この楽譜で言うと、ピアノとフルートはハ長であるのに対し、サックスは♯3つのホ長調、トランペットは#2つのニ長調です。

※source: https://www.free-scores.com/

音合わせという意味では融合するものの、ピアノ奏者としては、、、やはり同じ調の楽器とのアンサンブルがわかりやすいです。

アンサンブル曲の選び方!初心者からできる相性のオススメ

誰かと合わせる、、ちゃんとできれば楽しそうな反面、緊張しますよね。

とはいえ、演奏は、レベルに関わらず「楽しむ」ことで、聴者にも感動や高揚感を共有できます。

演奏は、奏者間のラリー、そして、聴者とのラリーです。

まずは、何ならあなたがまず楽しめるか、そこが常に入り口です。

初心者からできる曲探しのアプローチ:

・有名であるなど、憧れの弾きたい曲・聴いていたい曲から探す

・旋律と伴奏感が明確な曲から探す

・演奏しやすい調から探す

・アンサンブル楽器の雰囲気にイメージからアプローチする

・楽器の音色やレベルチャレンジの相性で選ぶ

・リズムやアンサンブルタイミングのとりやすさから探す

必死なばかりの演奏では、聴く側もハラハラしてしまい、何となくギクシャクした時間になってしまいます。

そんな、ギクシャクからの解放、そして「楽しい」への惹き込み。それが演奏の醍醐味です。

以降で、各楽器におけるオススメ厳選曲をさっくり紹介します。

ファンタジーのフルート:魅力は包容力!たっぷり旋律優雅に

フルートの音って、優しくておおらかで素敵ですよね。

管楽器の中で古い歴史を持つフルート。息を吹き込んでならす吹奏楽器であり、空気の振動を存分に感じます。

息の吹き込み口は塞がず、空気の振動音が発音原理。

柔らかで穏やかな低音から小鳥の囀りのような高音部まで、音域は約3オクターブです。

空気を音が伝う、その音振動を包み込むような、ふんわり感を堪能できる優しい旋律マッチングは抜群です。

フルート・アンサンブルのオススメ:

・ドナウ川のさざなみ:水辺の優雅さや水面のキラキラが浮かぶようなうっとりメロディ!何と言っても安定の3拍子

・ジムノペディ:森の中に彷徨い込んだような大人サウンド!ピアノの絶妙な音の変化もしっかり聴かせる優れモノ

・シシリアーノ:フルートの高音部の聴かせどころ満載!ピアノとの旋律掛け合いも楽しめるフォーレの名曲

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アンサンブルにすることで、より拍が明確になったり、ピアノだけでは煩雑な箇所を緩和したり、その楽しみ要素は満載です。

さらに、シンコペーションのように、楽器間で旋律の掛け合いなどにより、絶妙なバランスやリズム感を育てることもできます。

憧れのヴァイオリン:高貴かつ身近!体格に寄り添う伝統音色

ヴァイオリンって、かっこいいなぁ。。。思いますよね。

そして、打楽器であり弦楽器であるピアノとヴァイオリンの相性は、いうまでもなく抜群!弦の共鳴がたまりません。

弦楽器の歴史は古く、中世など古い壁画や絵画にも、その先祖であるリュートやライラなどが、頻繁に登場します。

さらに、子供向けに、1/4や1/8サイズなど、構えのキャパシティに応じて異なるサイズがあることも、愛らしい魅力です。

繊細ながらも旋律際立つヴァイオリンアンサンブルには、明るく華やかな曲風が、いうまでもなく美しいです。

ヴァイオリン・アンサンブルのオススメ:

・愛のあいさつ:艶やかで優雅、爽やかな朝にもふさわしい澄んだ音色際立つエルガーの名曲!ピアノとの掛け合いも抜群

・ユーモレスク:緩やかな付点的旋律が美しい安定の4拍子。弦の伸ばしと跳ねをいっぺんに堪能できる優れモノ

・カプリーズ第24番(パガニーニ):いかにも!な名曲。アンサンブルでは旋律の掛け合いがたまらない

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ちょっとした音の揺らしや弦へ触れ方などにより音質がキラキラ変化する、感情を乗せやすい楽器でもあります。

そして、その軽快で美しい音色は、クラシックを超えて、ジャズやカントリーミュージックなど、そのポテンシャルは無限です。

一方で、ストラディヴァリウスなどの有名ブランド、パガニーニなどの有名奏者に因んだ大曲も多いです。

身近でかつ高貴なヴァイオリンとのアンサンブル、その曲バラエティの出会い価値は、ぶれない魅力です。

鳥由来の笛オカリナ:潜在力満載!陶器や竹製など素材も豊か

オカリナって、ピアノと合わせるの!?思いますよね。

実はまろやかで少し物憂げなオカリナの響き、ピアノとの相性が抜群です。特に、温かみのある優しい曲風にマッチします。

原理は基本的にリコーダーと同じで、ベース音域は1オクターブ半と限りがあります。

とはいえ仕組みはシンプルで、大きさで異なる音域に移動できます。

つまり、小さいと高音域、大きくなると低音域の1オクターブ半。曲の途中で持ち変え、広い音域にも対応可能です。

その他、基本のオカリナを繋げることで音域を拡張する複数管オカリナなどもあります。

オカリナ・アンサンブルのオススメ:

・埴生の宿:元々はイギリス民謡!オペラ、映画、ドラマなど、哀愁漂うシーンの象徴のような、温かくしっとりの1曲

・ソルヴェーグの歌:ペールギュント組曲の1曲、1オクターブ半フル稼働!半音移動や低音のふっくらした音質がピッタリ

・いつも何度でも(ジブリ):ジブリ映画の定番!ジブリ曲に、さりげなく寄り添うオカリナの優しい音色は、ベストマッチ

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埴生の宿(Home Sweet Home)は、ジブリ映画「ほたるの墓」でも流れますよね。

息を吹き込み、その空気振動が共鳴する気鳴楽器、オカリナ。優しくまろやかな音はその丸い膨らみとの相乗効果でしょうね。

元々はイタリア語の「ガチョウの子供」に由来する愛らしいフォルム。とはいえ、形にはさまざまな形状があります。

外観にも音色にも酔心しつつ、やさしい気持ちで演奏に臨むことができます。

艶やかでなでやかな魅力チェロ:包容力と余韻の欲張り堪能

存在感ある深みのある音と形。。。チェロにはそんなイメージ、ありますよね。

ダイナミックなスケールで重厚感ある共演も可能な美しい弦楽器、チェロ。上級ピアノアンサンブルに最適です。

絶妙なアルト感、音の艶感が極めて惹き立つバランスの極みのような弦楽器、チェロ。弦4本のヴァイオリン属です。

音域の広さや豊かな共鳴感も相まり、包容力や深みある曲とのマッチングはまさに圧感です。

チェロ・アンサンブルのオススメ:

・リベルタンゴ:何といっても迫力満載!アンサンブルでは、深みのあるチェロの音がよりずっしり響く名曲

・白鳥(動物の謝肉祭より):晴れた空に青い水面、光を浴びて白さ際立つ光景が目に浮かぶ優雅な1曲

・アルペジョーネ・ソナタ D821(シューベルト):聴かせどころ満載!軽快さと豪華さが交錯する芸術作品

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チェロやコントラバスを背負って移動している姿、楽器の存在感は一際です。

とはいえ、チェロといえば、何といってもバッハの無伴奏チェロ組曲が有名ですよね。

教会のパイプオルガンのような包容力、どこまでも寄り添っていたくなるような温かみを存分に感じることができるチェロ。

ピアノとのアンサンブルで実感する一体感は一際です。

表情と言葉が乗る声楽:民謡からオペラまでその浸透率は抜群

歌といえば、、、、合唱や教会の讃美歌、身近ですよね。

歌曲という意味では、シューベルトやモーツアルトなどによる声楽曲やオペラ曲が代表的です。

声楽は、ざっくり、ショー的な舞台を伴うオペラやミュージカルと、演劇的要素を含まないオラトリオなどで呼称が異なります。

声の魔法的滑らかでまろやかな音推移と、打楽器的鍵盤楽器であるピアノ。対比が一体感を創造する絶妙感はたまりません。

声楽・アンサンブルのオススメ:

・春への憧れ(モーツアルト):親近感抜群!まるで民謡や童謡のような愛らしい旋律とシンプルな伴奏

アヴェマリア(シューベルト):穏やかで心休まる厳かさ満載。規則的な3度移動が心地よさを際立たせる名曲

・乾杯の歌(椿姫より:ヴェルディ):オペラ曲といえば!!となるほどの有名歌曲。豪華で奔放な自解放感満載

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声は気分や表情でその抑揚を表現します。表現のアプローチが向かい合い、祈りや風景、喜びなどの感情を演出します。

従って、声楽は、シャンソンやタンゴといった、世俗歌曲や舞曲においても、その活躍は華やかです。

日々口ずさむような身近な曲から、正装で赴くオペラまで、歌の幅はその音階を超えて無限大です。

どこの学校でも合唱を取り込む理由も、納得なのではないでしょうか。

連弾・2台のピアノ:ベーシックを超えて冒険とチャレンジへ

1人で弾くのは恥ずかしいなぁ。。。。思うこと、ありますよね。

そんな時に勇気をくれるのが、連弾やアンサンブル。

4ハンド、6ハンドなど、同じピアノを弾く手の数を増やすことで、新領域への挑戦が可能です。

例えば親子で、兄弟姉妹で、そして友人と。

同じ曲を同じ時間に演奏するという共感と、奏でる音の共鳴がたまらない完成度を相乗させます。

また、グランドピアノは共鳴部の形が絶妙で、2台のピアノを向かい合わせると型のようにしっくり収まります。

連弾や複数ピアノ演奏、アレンジが基本です。

つまり、クラシックやオリジナルの枠を超えて、ポップスやメドレーなど、自由度高い演奏バラエティを膨らませることが可能です。

複数楽器アンサンブル:全部のせボリューム感際立つ豪華絢爛

多数の楽器の極みといえば、オーケストラやブラスバンドですよね。

複数アンサンブルの絶対的魅力は、その無限の組み合わせ、そして絶妙な音色の調合にあります。

 

複数の弦楽器、複数の木管楽器や金管楽器。異なる音質が重なる壮大感。

その重厚感は、演奏者であれば音の渦の一体感、聴者であれば音響の一体感に直結します。

複数・アンサンブルのオススメ:

・ヴィヴァルディの四季「春」:まさに正統派の旋律と伴奏感!各楽器の個性や音質の融合をフルに堪能できる名曲

・主よ、人の望みの喜びよ:讃美歌の王道!明快な安定の音運びで、ちょっとしたアレンジが美しく協和する厳かで豪華な名曲

・カノン:どこのメロディが絡み合っても調和する美しさと均衡感は脅威的!エンドレスにあらゆる楽器と楽しめる名曲

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私は、比較的少人数のアンサンブルやセッションが好きです。

とはいえ、オペラや舞台手前に構えるオーケストラは感銘深く、開始前や休憩時間に、ついその周到な準備を覗いてしまいます。

合わせることで創出される音響を楽しむ。

結局のところ、演奏者が楽しそうな演奏、それが聴者を娯楽に惹き込みます。

どんな人数でも、どんな楽器でも楽しむことができる。音楽の楽しみ方は無限ですよね。

まとめ:アンサンブルを楽しもう

これまで、ピアノとのアンサンブルに馴染みやすい楽器、そして楽器の雰囲気やイメージからおすすめの曲を紹介してきました。

・フルート:柔らかで穏やかな低音部、小鳥の囀りのような高音部。空気を伝う音振動が抜群の優しい旋律マッチング

・ヴァイオリン:繊細ながらも旋律際立つ明るく華やかな音色。キラキラ音質感がたまらない無限ポテンシャル

・オカリナ:まろやかで少し物憂げな空気振動感とピアノとの相性が抜群!1オクターブ半の世界にフォーカスする世界観

・チェロ:存在感ある深みの極み!艶感とダイナミックスケールを堪能できるハイレベル重厚感アンサンブル

・声楽:気分や表情でその抑揚を表現する声と打楽器的鍵盤楽器であるピアノの対比感がたまらない身近で高貴な融合

・ピアノ重奏:アレンジを演出する新領域。ピアノの88鍵をフル稼働するイリュ=ジョンな複数ハンド

・複数楽器:楽器の個性を活かした絶妙な役割分担とその調合。実験のような相乗効果感

演奏には、楽器に合った曲があります。

とはいえ、別の楽器で演奏してみることで、思いもよらぬ新発見に出会うこともあります。

ぜひ、あなたの身の回りでできるアンサンブル、今日から試してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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