
何かを再開する。心配だし、不安ですよね。
なかなか手が出せないまま、いつの間にか何年も!!そんなこともあるかもしれません。
チーズの1片、ホール全部を考えると気が遠くなるのと同じです。
とはいえ、食べ物と異なり、音楽は、久しぶりにぽっと触れてもできるような、フラットな状態を育てることは可能です。
もしかすると、自転車に乗る、泳ぐ、料理を作るなども、もしかしたら似通ったところがあるかもしれません。
私の場合、引っ越しなどでピアノを置かない部屋居た頃など、年に数回ピアノに触れるか触れないかという時期がありました。
指の感覚、こんなんだったっけ?この曲なんか覚えてるけど、知らない曲みたい。。
久しぶりに触れたピアノに、それなりに戸惑いました。
とはいえ、よく考えなくても、実はそんなの当たり前です。
毎日短くてもピアノに触れることで維持していたことから離れる、そんなの、いろんな感覚が遠ざかって当然です。
そんなときの、えー、、、、から始まる再開。
まずはとっかかりから始めてみることで、意外とお近づきまでの距離はすぐそこです。
この記事では、構えずにいつでも向かい合え、続けられるためのヒケツを解説します。
もくじ / Table Of Contents
環境:上達ヒケツは心のゆとり!大人ピアノ再開への姿勢
環境づくり。できそうでなかなかできないことって、ありますよね。
ピアノでいうと、やはり、いつでも弾ける、ある程度いつでも音が出せると言う環境、超重要です。

もちろん、住宅事情やスペース制限、あると思います。
楽器制限などによりピアノの搬入や手配が難しい場合もあると思います。
の上でも、個人的には、電子ピアノやキーボードからの再開はお勧めしません。
小型のグランドピアノや消音装置付きのピアノなど、かなり多種多様なアクセスが可能です。
逆に、自宅にピアノがあるけれども荷物置きになってしまっている。。。そんな状況もあるかもしれません。
ピアノを弾ける環境づくり:
・とにかく「すぐ触れられる状態」であること
・ピアノの周りはクリーンに。置くのは基本楽譜と音楽機器のみ。棚扱いになるようなものは置かない
・可能な限りピアノを。大きさや音量は技術的な工夫で対応できることが多い
まずは、ピアノに没頭できる環境を身近に備えることで、継続度レベルが顕著に異なります。
レンタルなど移動や予約の手間がかかるとどうしても足は遠のきますし、何より気分との同期が困難です。
私的にはあまりお勧めしませんが、住宅事情などによりアノが無理な場合、電子ピアノやキーボードという選択肢もあります。
できるだけピアノに触れたい時すぐに集中できる環境であることを構築することで、継続的な再開は極端に容易になります。
現実:指が動かない!にはどうしたら?音階とアルペジオ
ピアノの再開って、、どこから始めたらいいの!?思いますよね。
指は動かないし、楽譜の読み方は忘れてるし。。。そんな気かがりもあるかもしれません。

教本何使ったらいいの!?まずはそこから!!そう思うかもしれません。
とはいえ、私の経験では、指慣らしに楽譜は不要です。
全調の音階とアルペジオ、これが、指慣らしの全てを制します(※)。

(※)調号の仕組みについては「ピアノ調号の覚え方:たった3つでスンナリ簡単!音階の法則」「ピアノ調号の覚え方:シャープ音階もスンナリ!不動3ルール」で詳しく解説しています。ぜひみてみてください。
確かに、ハノンやバーナムなど、習い初めの頃は、指の練習としての教本、習いました。
ブルグミュラーやツェルニーの練習曲も、習得しました。
しかし、結局、ピアノ再開の際や指慣らしに、それらの本を再度開くことはほぼありませんし、困ったこともありません。
指の動きの感覚を戻すには、まず音階。そして、鍵盤の開き感覚はアルペジオです(※)。

(※)ピアノの基本スケールについては「音の名前と音階の基礎:ピアノの基本スケールとは」で詳しく解説しています。ぜひ見てみてください。
つまり、構えて本を準備する必要も、どこから手をつけるのか考える必要もありません。
あなたの指の感覚は、音階と、超端的である各音階のアルペジオをおさらいするだけで、復旧可能です。
指ならしの効果的なアプローチ:
・教本や楽譜は不要!指慣らしは基本音階に親しむこと
・音階への慣れは調号に直結し、アルペジオへの慣れは、音の飛びに対する指の距離感覚に備えることができる!
・教本にあるような指の動きは、弾く曲の局所的難易箇所の部分練習でリカバリ!
しばらくご無沙汰であった楽器の演奏、練習時間、楽しめるか、続けられるか、、不安は尽きないと思います。
とはいえ、まずはブランクへのハードルを下げる。それが、とっても効果的なお近づきへのアプローチです。
そうに考えると、ピアノ再開のハードル、ざっくり、下がりませんか??
目標:どこから何を再開すべき!?おすすめの曲とその練習法
あなたの弾きたい曲、なんですか?
これ、ものすごくシンプルで、そして、ものすごく重要です。
弾きたい曲を弾く、弾けるようになりたい曲を目指す。それが、結果的にあなたのモチベーションです。

それは、あなたにとって「どの宝石が好きですか?」というのと同じです。
どれも素敵で、どれもキレイ。ただ、あなたが、どれを好きかという、ただそれだけです。
音楽は、正解のない世界で好きを求めることがでいる、最も美しい芸術の1つだと、私は思います。
簡単にいうと、なんでも、どれでも、全て素晴らしい。ただ、あなたが何を好むか、です。
どんな曲でもかまいません。あなたが弾きたいと思う曲。それが、あなたのモチベーションを掻き立てる最高のエネルギー源です。
ピアノの美しさを感じながらも比較的弾きやすいオススメ曲:
・アヴェマリア(バッハ):平均律第1番、指の練習のような規律正しくシンプルな音並びと美しい旋律メロディ
・ジムノペディ(サティ):物憂げでうっとりと感情移入できるアンニュイな名曲
・ノクターン作品90−2(ショパン):美しい旋律と、メロディを際立たせ支えるような伴奏の左手。テンポの遊び豊かな1曲
逆に、ピアノを再会はしたいけれど、弾きたい曲がない・・・・。
そんなあなたには、ピアノの音色感際立つ曲から始めるのも良いかもしれません。
ポップスでもジャズでもタンゴでも、そのジャンルはなんでもかまいません。
あなたにとって「弾けたら素敵だなぁ。。。。」と思う憧れの曲を目標にすることが、あなたの意欲やモチベーションに直結します。
意向:こう弾きたい!楽しい再会と再開の肝は気持ち
あなたの弾きたい曲、どう弾きたいか、考えていますか?
例えば、穏やかで優しい曲、壊れそうに繊細な小さな音、キラキラ瞬くような音。
一方、地響きのように力強い音、高低音を駆け巡る逞しい音域移動、高音を聴かせる華やかな音など。
曲の印象や符号の強弱で、弾き方、つまり音色は無限に変えることができます。

ピアノは、楽器の王様です。
88鍵という7オクターブを超える音域の広さ、10本の指で同時に鳴らすことのできる音の多さ、そして音の深さ。
つまり、楽譜をそのまま弾いても音楽にはなりません。
あなたの想いをどう音に反映させるか、その気持ちの投入が、あなたの演奏の音色を煌びやかに演出します。
こう弾きたい!の例え:
・弱い音:優しい、繊細な、穏やかな、眠りにつくような、静かな、跳ねる、可愛らしい、星のような
・強い音:華やかな、力強い、逞しい、響きを感じる、スパークルのような
まずは、あなたの弾きたい曲のパーツパーツ、形容詞や副詞をフル稼働して表現してみましょう。
雰囲気をイメージして演奏することで、あなたの演奏の質は激的に変わってきます。
弾きたい曲を弾きたいように。それが、いつでも始められていつでも楽しめる、あなたの没頭時間を後押しします。
加減:再開も練習も無理は禁物!気楽に構えて楽しもう
無理をしないって、どういうこと?思いますよね。
わかるけどわからない。そんな微妙な境目が、実はかなり継続を左右します。

例えば、指の練習ばかりしていても曲に繋がっている気はしません。
曲を弾いても、なんとか弾きこなすことができなければ、やはり苦痛になってしまいます。
ピアノの練習は、短くても良いから毎日!そんなふうに、言いますよね。
とはいえ事実上、ピアノに没頭・集中できる気分になければ、音の質の課題をクリアできません。
無理しない加減のオススメ:
・生活リズムに盛り込む:大体のピアノに向かう気分が乗る時間を作る、例えば午前中なのか午後なのか夕方なのか
・身近に触れられる環境を作る:ピアノには何も置かない、被せない。モノをよけずにすぐ弾ける状態を
・お気に入りは曲集を入手:1曲ピースに可能性を限定しない。知っている曲と同じジャンルの曲にバラエティを広げられる
・キリの良いところに区切る:全部つなげるのではなく、弾きやすい箇所・弾きにくい箇所、場所に切って部分的に積み上げる
あなたにとって、生活の中に自然にピアノ時間を取り込むことにより、無理のない練習は可能です。
指を慣らす、音階で音の移動や鍵盤の位置の感覚を掴む、そして曲に想いを込める。
曲全体のイメージを持ちつつ、その部分の表情を意識しながら練習することで、あなたの集中力がより強く注がれます。
想いを込めるには、キリの良いところに区切って、少しずつ曲を積み上げていくアプローチが効果的です。
そして、気乗りしなければ止める。なんか気分が乗らない、なんか指が回らない。
そんな時は、思い切ってやめましょう。もしくは、スケールなど指の練習のみに切り替えます。
気楽に構え、できる時に、前向きな気持ちで練習する。それが、継続と上達への近道です。
まとめ:継続と上達を加速するピアノ再開アプローチとは
これまで、何をどう手をつけて良いか迷子になりがちな「練習再開」へのアプローチについて解説してきました。
・いつでも弾ける!ピアノの周りや上にモノを載せない・被わない。いつでも開いて弾ける環境を整える
・指の練習はシンプルに!ややこしい学本は不要。指の練習は全調の音階とアルペジオで復旧できる
・弾きたい曲を!難易度や調のより分けの前に、弾きたい曲の楽譜(曲集)を入手しよう
・弾きたいように!あなたの曲への想い入れを形容表現。イメージを膨らませることで、音の質は無限に変わる
・生活リズムに!練習に気分が乗る時間帯のリズムを作り、気持ちを整える。気乗りしなければ止める
私の場合、ショパンのノクターンやポロネーズ集、ペラペラめくりながら弾いてみて、新たなお気に入りも出会っています。
あなたの演奏、曲数にバラエティが増えてくると、今日はこの辺の気分!として練習を楽しむこともできるようになります。
ぜひ、あなたに合った、生活の一部としてのピアノ練習、今日から始めてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。