オクターブが届かない?手が小さいあなたのピアノ準備法5選

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オクターブなんて届かないよ。。。手小さいし、しょうがないのかな。。。。落ち込みますよね。

とはいえ、著名なピアニスト、作曲家、、、誰もが皆大きな手に恵まれているわけではありません。ざっくりいって身長でも異なりますし、手の大きさと指の長さにおいても、その大きさや長さは人それぞれです。

端的にいって、ピアノの弾きやすさは、手の大きさや指の長さというよりも、その広がりと柔軟度に依存します。

私自身、全く手が大きいわけではありませんが、さまざまな著名な曲を弾くのに困ることはそうそうありません。むしろ苦労するのは、その繊細な指遣いであったり、速度や音の粒揃えであったり、曲想であったりします。とはいえ、手が小さいイコール「一度に弾ける範囲が限られる」と思いがちですよね。

この記事では、ピアノを弾きたいけれども、手の小ささで躊躇したり、指が届かないことにジレンマを感じているあなたに、効果的な練習法の秘訣を解説します。

指が届かない!への物理的なジレンマを克服するトレーニング

まずは指を伸ばす感覚を掴み、弾く準備を整えるアプローチです。

指が届かないのはなぜ?指と指の間を広げる練習

オクターブって、親指と小指じゃん。。。指と指の間って、、、、どゆこと??思いますよね。

ピアノの鍵盤は横一列に並んでいます。つまり、手が広がるとはつまり、どれだけ親指と小指を直線くらいに広げることができるかです。

体操を想像してみましょう。体全体でいう足の柔軟性とは、足をどれだけ真横に開くことができるかですよね。

ピアノも同じです。親指と小指をどれだけ真横に広げることができるか。それには、隣り合う指の間を伸ばすストレッチが効果的です。まずは、親指と人差し指、人差し指と中指、中指と薬指、そして、薬指と小指。そうして、手全体、つまり、親指と小指の広がりを確認します。

理想的に、親指と人差し指は180度、人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指は全て45度が目安です。身体の柔軟と同じように、初めは無理かもしれませんが、少しずつ、こまめに繰り返すことで、徐々に筋肉が和らぎ、指を広げるという感覚を掴むことができるようになります。

親指と小指を広げるコツ:手の甲の形に注目しよう

指と指を柔軟にした次のステップは、手全体としての広がりの確認です。

両手を直線に広げる伸び、難しいことではないですよね。

それをもう一歩進化させて、羽ばたきをイメージしてみましょう。鳥のイメージが身近かもしれません。

水面を鍵盤、羽をあなたの手全体とイメージしてみましょう。

ピアノの鍵盤は横一列に並んでいます。その鍵盤に、効果的に親指と小指を乗せるには、必然的に手の甲は軽く丸みを帯びて浮くことになります。

これが当に、柔軟な手のフォームです。

理想的には、親指と小指が直線上に並ぶあたりが目安です。身体の柔軟と同じように、初めは無理かもしれませんが、少しずつ、こまめに繰り返すことで、徐々に筋肉が和らぎ、あなたの親指と小指は、「オクターブに届く」準備ができるようになります。

ピアノって指のどこで弾くの?を掴む動かし方のコツ

「届く」ための準備が整ったら、次は音を奏でるためのコツを掴むアプローチです。

指先を立てる感覚とは?隣の鍵盤を触らない指の位置とは

例えば満員電車で隣の人に当たらないようにするために、あなたならどうしますか?目で見て確認して、腕や鞄を引く、体の位置を変える、席を移動する。。。いくつか対策はありますよね。

ピアノでいうところの「隣の鍵盤を触らないための施策」は、当にこの感覚の応用です。

物理的に鍵盤に触れないように、ピアノを弾く際には、指の第一関節までは鍵盤面とほぼ垂直に緊張させましょう。

例えば左の写真、タイピングをする時は、指が伸びる状態になることが多いです。手首を平らな場所に置き安定させることで、キーボードに触れる指の位置は、ぷっくりした指の腹の位置です。

これに対し、右の画像では、鍵盤のどの位置であっても、鍵盤に触れている指の位置は、ギリギリ爪にあたらない指先です。この形が、指の弾く箇所を瞬間的に緊張させた状態です。ちょうど、トントンと人差し指で机を叩く時のような触れ方に似ています。

ピアノを弾く時、あなたは指のどこが鍵盤に触れていますか??

音同士が近い位置であれば特段問題になることは少ないですが、オクターブは、ドから隣のドまでの8度という離れた位置を指で抑えるために、手を開き指を伸ばす必要があります。指を伸ばしつつも指先に緊張感を持って「ぽんっ」と触れる、その位置と力加減を掴むことが肝要です。

鍵盤のどこを弾く?届かないを克服するピアノへの指の置き方

鍵盤の弾く場所で、弾きやすさって変わるの?意外かもしれません。

ピアノの音が鳴る仕組みは、テコの構造が組み合わさって構成されています。つまり、音を鳴らすときに鍵盤が沈む深さは、奥側と手前側で微妙に異なります。これは、シーソーをイメージするとイメージしやすいです。

左の写真のシーソーで、なるべく力をかけずに向きを変えようとするとき、あなたは①②③どこに体重をかけますか?これをピアノに照らし合わせてみると、番号はそのまま右の写真のようになります。鍵盤の奥③が、テコでいうと一番力が掛かりにくく、手前の①の箇所が、深くは沈みますが、少ない力で音を鳴らすことができる位置です。

さらに、鍵盤の手前側は、指で弾くときに隣の鍵盤に触れずに弾きやすい場所でもあります。実際に弾き比べて試してみると、その音の出しやすさの違いは明確です。

オクターブの連続ってどう弾くの?意外と伸びる薬指の使い方

オクターブって連続するの!!驚きですよね。。。オクターブが連続して登場する曲、結構あります。

有名どころでは、モーツアルトのトルコ行進曲や、ショパンの軍隊ポロネーズが挙げられます。赤枠がオクターブが推移する箇所です。

さてどうしましょう。。。。これまで、指と指の間を広げてての形を整え、弾く場所を意識して指の形を整え、そして、弾く鍵盤の位置を整えてきました。仕上げは、移動と速度をこなすコツです。

下段の軍隊ポロネーズ、黄色く囲った音には「4」と指番号が振られています。これは、「オクターブの上の音は、薬指で弾いてね」という記号です。

薬指なんて、そんな、小指より大変じゃん!思いますよね。しかし、あなたの薬指と小指の長さ、比べてみてみてください。明らかに薬指が長いですよね。

この長さの違い、つまり、小指と薬指を交互に使うことで、なんと、オクターブの連続は意外とあっさり弾きこなすことができます

いかがでしたでしょうか。指と指の間を広げて整えた手の開きを存分に発揮し、奏でてみましょう。薬指の使い方に、あなたの気づきはありましたか??

そう、オクターブにおいては、長い薬指は特に黒鍵のオクターブの場合に使うと格段に動きやすいです。今すぐその弾き心地、試してみたくなってきましたよね!

まとめ:手が小さくても弾くことができるオクターブと指使い

これまで、手小さいし、オクターブなんで弾けないよ。。。。と諦めてしまいそうなあなたも、意外とあっさり届くようになるオクターブ演奏へのトレーニング法を解説してきました。

・入口は指と指の間を広げるトレーニング!目指せ、親指と人差し指は180度、人差し指から小指までの間は45度への開指

・手の甲に注目!軽く丸みを帯びてふわっと優しいカーブは、効果的に親指と小指を鍵盤に乗せられる鳥の羽

・隣の鍵盤に触れないためには?ギリギリ爪にあたらない指先と、第一関節までは鍵盤面とほぼ垂直になる緊張感を

・ピアノの鍵盤はシーソー!鍵盤の手前側は、余計な力をかけずに弾きやすい恰好の位置

・黒鍵は薬指を使おう!小指と薬指を交互に使うことで、オクターブの移動と速度をこなすキモ

ラフマニノフやリストは手が大きくて有名な作曲家ですが、皆がみな身体的に手が大きいわけでもありません。

ピアノを弾く上では、大きさというよりむしろ、指と指の間の広がりや弾き方、さらには抑える鍵盤の位置が重要す。

ぜひ、あなたに合った無理のないストレッチとお試しオクターブ、今日から始めてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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