
ピアノの指づかいってどうなってるの!?思いますよね。
左右の指が鍵盤の上をスラスラパラパラ、、、。
誰も始めからスラスラだったわけではありません。
初めは右手を、そして左手を、さらに指の練習をして、曲に臨みます。
この記事では、ピアノの基本を育てる参考になる「指番号」とその考え方、そして実際の曲を例に弾き方を解説します。
もくじ / Table Of Contents
指づかいがわかると何ができる?指番号による演奏効果とは
ピアノ演奏、音は鳴るし、適当に弾けそうな感じも!?思いますよね。
確かに、音を鳴らすという意味では、ピアノは難しい楽器ではありません。
しかし、音楽には「音色」という概念があり、弾き方や鳴らし方で曲や音の雰囲気は激的に変化します。
指番号を意識することで「音や曲に色艶をつける」ことが可能になります。

また、指番号は、あなたの腕や指の無理のない動きを身につける補佐をしてくれる役割もあります。
指番号意識による演奏効果:
・音が切れず、弾いている指を意識させない自然な音を出すことができるようになる
・音のつながりを「音色」として伝えることができるようになる
・手首や肘などへの動力負担を減らすことができる
・手や腕に無理のない指づかいを習得することができる
・指番号の意図の理解により、指番号なしに楽譜が読めるようになる
・指づかいに親しむことにより、指を意識せずに音楽を楽しむことができるようになる
あなたは音色の表現、考えたことはありますか?
煌びやかな、重々しい、重厚感のある、キラキラした、、、、その表現は無数です。
指番号の理解は、あなたらしさを自由に表現するための曲作りの基本です。
指番号はどうつける!?数を数えるときに折る指を考える
指番号って、何!?思いますよね。
ピアノを弾く際には、弾きやすい指づかいがあります。
弾きやすい指づかいを示す方法として指に番号づけをしたものが「指番号」です。
指番号は、数字をカウントするときに指を折る仕草を思い浮かべるとわかりやすいです。

数を数えるとき、親指を折って「1」人差し指を折って「2」とパーから徐々にグーを作っていきますよね。
指番号の考え方は、左右に依存せず、数を数えるときに折り曲げる指そのままです。

つまり、親指が「1」人差し指が「2」中指が「3」薬指が「4」小指が「5」となります。
また、初期の段階では、音符が大きく、各音符の上に数字が書かれている楽譜は多いです。
この音符の上の数字を弾く指に変換し、音を鳴らしてみる、それが指づかいの第1歩です。
指番号の考え方!鍵盤の構造に無理のない指づかいを考える
指番号の指定、どうしてあるんだろう、、、思いますよね。
1890年以降のピアノの鍵盤は一般的に88鍵、比較的弾きやすい白い鍵盤部は52音分、横に並んでいます。
その平らな白鍵に対し、手の指は左右各5本、明らかに長さも力加減も異なります。
つまり、両手でも10音。簡単に言って50を超える鍵盤を行き来するには、指の動かし方の工夫が不可欠です。
数ある鍵盤を比較的スムーズに行き来するためのアドバイスと捉えることで、あなたの手に合った指づかいに出会うことができます。
指番号の捉え方:
1)基本、隣の音は隣の指が弾きやすい
2)まずは書いてある指で弾いてみる
3)右手の場合、フレーズの最低音は親指、最高音は小指が限界
4)音が離れているときは手を広げ、最低音と最高音を親指と小指でつないでみる
指番号は、一般的にスムーズに弾けるとする参考値です。

親指と小指の間の3指(人差し指の2、中指の3、薬指の4)の指示は、あなたにの弾きやすさとは異なるように感じる場合もあり得ます。
こう弾くのが弾きやすいのか、、、そう気楽に構えることで、ポジティブに取り組むことができます。
以降、実際の曲を通して、指番号に込められた弾き方のコツを解説します。
きらきら星:実はモーツアルトの名曲
「キラキラひかる〜よぞらのほしよ〜」思わず口ずさむきらきら星の愛らしいメロディ。
アルファベットを覚えるABCソングとして耳にすることも多いです。
この前半部と後半部、それぞれ指づかいのポイントを意識することで、スムーズな音移動が可能となります。

つまり、前半部とは「ドドソソララソ」、後半部は「ドドソソララソ」です。
「きらきら星」の指番号ポイント:
・全体:隣り合う音は、基本隣の指で弾く(捉え方1)
・前半:冒頭の「ド」は1番低い音、つまり「1(親指)」で弾く(捉え方3)
・前半:冒頭次の「ソ」は、少し手を広げて「4(薬指)」で弾く(捉え方4)
・後半:先頭の「ファ」は、一番低い音「ド」に指が間に合うように「4(薬指)」に弾き換える(捉え方3)
では、早速実践(捉え方2)です。
まず一番低い「ド」から指番号と音を並べると「1(ド)2(レ)3(ミ)4(ファ)5(ソ)」。
つまり、1番高い音の「ラ」には指が足りません。
従って前半部、「ソ」を「4(薬指)」で弾けるように指を少しだけ手を広げます。
すると、最高音の「ラ」を「5(小指)」で弾くことができるようになります。
そして後半部、前半部で広げた1音分、指を置き換えなければ、最低音の「ド(1)」に戻ることはできません。
従って。途中の「ファ」で指を「4(薬指)」に戻します。
すると、隣の音を隣の指で弾きながら、末尾の最低音「ド」までスムーズに戻ってくることができます。

このように、指づかいを工夫することで、少し高い1音や低い1音をスムーズに弾くことが可能になります。
エリーゼのために:憧れのベートーベン
シンプルに右手ソロで始まる「エリーゼのために」。
半音の運びが切なさを垣間見せつつも、愛しさ溢れる名曲です。
高音と低音の移動幅は広いものの、基本となる最高音と最低音を意識することで、スムーズに弾くことは可能です。

ここでのポイントは2つ、手の広げ方と、休符間の移動です。
「エリーゼのために」の指番号ポイント:
・全体:隣り合う音は、基本隣の指で弾く(捉え方1)
・ポイント:音が離れているときは手を広げ、最低音と最高音を親指と小指でつないでみる(捉え方4)
・ポイント:休符はフレーズの切れ目!最低音と最高音を見直す(捉え方3)
では、早速実践(捉え方2)です。
この曲は1番高い音から始まるため、小指(5)から弾き始めます。
そして、突如#(シャープ:半音あげる記号)が出てくるため、隣の薬指(4)でレの半音上の黒鍵「レ#」を弾きます。
その後、無理なく隣の音を隣の指で弾くと、親指の「ラ」まできたところで、休符(黄色く囲った箇所)が出てきます。
この休符は「休む」つまり、音が離れてもよい箇所です。
従って、このお休みの間に手をサッと移動することで、次の最低音「ド」を親指で弾くことができるようになります。
以降も同じです。休符が見えたらフレーズの切れ目とみなし、最低音と最高音をリセットして親指と小指でつなぎます(捉え方4)。
このように、指づかいを工夫することで、音の移動幅が広い曲もスムーズに弾くことが可能になります。
ジュピター:ローマ神話に臨む壮大な惑星
「ららら〜ららららラララ〜ら〜ラララ〜ら〜ら〜」、、、メロディがゆったり流れる惑星の1つ、ジュピタ(木星)。
大きな球体に淡いベージュ色がゆったり感を際立たせる名曲です。
音を途切れなく弾けるよう指づかいを工夫することで、その優雅な響きを際立たせることができます。

ここでのポイントは2つ、同じ音の指調整(弾き換え)と、先にくる最高音・最低音から逆算した隣の音を弾く指の工夫(指変え)です。
「ジュピター」の指番号ポイント:
・全体:隣り合う音は、基本隣の指で弾く(捉え方1)
・フレーズが続くときは、指が間に合うように同じ音を違う指で弾き換える(捉え方3)
・音が近いときは気持ち手を丸め、最低音と最高音を親指と小指でつなげられるように間を調整する(捉え方4)
では、早速実践(捉え方2)です。
この曲は、楽譜の2段分、フレーズは全て連続しています。
従って、最高音と最低音を意識し、小指と親指が間に合うように中間部で指づかいを調整します。
特に赤反転箇所の指づかいを意識することで、長いフレーズの曲もスムーズに弾くことが可能になります。
まとめ:初心者に優しい指番号の工夫ポイントとは
これまで、指番号の演奏効果について、実践曲の演奏を含めて解説してきました。
・ステップ1:指番号による演奏効果は、あなたらしさを自由に表現する曲作りの基本と抑える
・ステップ2:指番号「12345」は数を数えるときに折る指に連携!数字と指の名前を紐づける
・ステップ3:指番号は数ある鍵盤を比較的スムーズに行き来するためのアドバイスと捉える
・ステップ4:まずは楽譜に書いてある指で弾いてみる
・ステップ5:フレーズの最低音・最高音を意識し、それぞれ親指と小指にたどり着くように間を調整する
このように、指番号はピアノをスムーズに弾けるための参考値と捉えて練習することで、フレーズの曲の表現を豊かにすることができるようになります。
また、指づかいに親しむことは、指を意識せずに音楽を楽しむことや指番号なしに楽譜が読めるようになることにも直結します。

ぜひ、まずは楽譜の指づかい、今日から始めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。